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TOTO/ボズ・スキャッグス



3月29日東京国際フォーラムのTOTOとボズ・スキャッグスのライブに行きました。

ひょんなことから前日にチケットが手に入り、行くことになりました。

TOTOは一昨年のライブをみてファンになりまして、今回、無期限活動停止ということなので是非行きたいと思っていました。でも、チケットを買い逃していましたので、あきらめムードだったのです。

前日より気温が下がり、風邪をひいてしまい、当日も体調が悪くてしんどかったのですが、行かないわけには行きません。

第一部 ボズ・スキャッグス


僕はボズの曲はまったく知らないつもりでした。ですが、後述しますが、実は・・・という感じでした。

AORということになるのでしょうけど、AORってロックですよね?

でも、会場は最初から座り見なんですね。びっくりしました。

僕はメタルでも座って見たい派なのでうれしいかったのですけど。ただ、先述の通り体調悪くて薬も飲んでいたので、ついウトウトしてしまいました。


このグループがすごかったのは、音がとても良かったことです。バランスがとても良かったのです。

そして、ドラムとベースがかなり心地よく、とてもうまいなぁと思いました。シンクロ度合いもかなりのものです。とてもよいリズムセクションだと感じられました。後のTOTOよりも僕は印象が良かったです。

特にこのドラムが気に入りました。御大には「フロム・シカゴ」と紹介されていたのは分かりましたが、名前が良く聞き取れませんでした。

ボズ・スキャッグス・グレイテスト・ヒッツ・ライヴという近年のライブDVDと同じ編成だとしたらジョン・フェラーロという人なのでしょうけど、4年ぐらい前の作品のようなので、同じである可能性は微妙ですね。

ボズの公式ページにもツアーメンバーの記述がないようですし、ウドー音楽事務所のページに至っては、メンバーのページに「ボズ・スキャッグス他」となっているのです。ひどい・・・けど、バックバンドの宿命か。その「他」が知りたかったのにな。

さて、ショウの内容について戻りますが、残念だったことのひとつに、全体を通してボズのボーカルがあまり良く聞こえなかったことがあります。

'Close The Window〜'というサビの曲は、あぁこれ聞いたことある、CMかなにかで、という感じで、多分これが、We're All Aloneという曲なのかな? でもボーカルが聞き取りづらくて、堪能できず残念でした。

この曲で一度興奮し、そしてまた、眠りに落ちかけていたのですが、アンコール後にいきなり「それ」は、やってきました。かなりの衝撃が待っていたのです。

アンコールの声援にこたえてバンドは、ステージに戻ってきました。そして、ひとしきりブルーズのジャムをして、なにかブルージーな曲を始めたのですが、なぜだかおれはこの曲を知っているぞ、と思ったのです。


ありきたりのブルーズだから知っている気がしているのかなとか考えていたのですが、なぜだかメロディの展開がすべてわかるのです。


そして、ハタと気付きました。

あっ、これはLoan Me a Dimeだ!と

なんでボズ・スキャッグスをしらない僕が、その曲をしっているかといえば、デイヴ・メニケッティのお蔭です。

僕が敬愛するギタープレイヤーのひとりメデイヴ・メニケッティが、1stソロアルバムでこのLoan Me A Dimeを採り上げていて、僕はこの曲が大好きでした。まさかこんなところでその曲を聞けるとは思わず、ちょっと泣きそうになりました。

ボズのうたは相変わらず良く聞こえませんでしたが、ギターソロについてはボズ自身なかなか味のある演奏でしたし、何よりサポートのギターが良かったです。

ホーンセクションも本物なのでとても良い感じでした。

僕はボズのライブではこの曲がハイライトでした。


デイヴ・メニケッティは、このボズ・バージョンを参考に、カバーしていたことなどすっかり忘れていて、ほとんどデイヴのオリジナルのような気で、愛聴していました。


ですので、かなり驚きました。感激です。デイヴ・メニケッティ・バージョンは本当にボズ・バージョンに忠実なようでした。



あっ、Y&Tおよびメニケッティ先生についてのブログをつくりはじめましたので是非ご覧くださいね。



そんな感じでしばし感動で呆然としている間に第一部ボズ・スキャッグスの公演終了です。

そうそう、TOTOのデイヴィッド・ペイチが前半からスペシャルゲストとして登場し、ずっと出ずっぱりでした。


あとアンコール最後の曲にはスティーヴ・ルカサーが登場し、それまで穏やかでバランスのとれたバンドに歪みギターと音量のアンバランスを持ち込んでいました。


あぁやっぱこれがロック、あるいはロックギターだよな、などと僕は思ってしまいましたが、やっぱりちょっとうるさいのですかね。


ボズのバンドの音は基本的には、音が大きくなりすぎないように抑え気味で、バンドのフル・ボリュームは、アクセントとして取っておいているようでした。なのでウトウトしているときに、クレシェンドででかい音が鳴ると、ハッとさせられました。


セットチェンジに入り、トイレにダッシュしましたが男性側は長蛇の列です。反対に女性は空いていそうでした。場内では女性をかなり見かけましたが、実際の割合はかなり偏っていたのかなという感じです。


第二部 TOTO


いきなりアタマ2曲スティーヴ・ルカサー全開のハードロックソングで始まりました。僕はこの2曲を知らなかったし、ルカサーの音は前回のツアーよりもでかくて、弾きまくりであるように感じました。

そういうところから、バンド内がうまく行っていないのかも、活動停止の背景もそういうところにあるのかなぁなどと勘繰っていました。


ベースプレイヤーが、マイク・ポーカロじゃないみたいです。ひげの長い仙人のような風貌の人です。ひょっとしてマイクはあんなルックスになったのかなとも思ったのですが、動きが違うので多分別人かなぁなどと思っていました。

マイクがいないのももしや・・・。などとまた考えてショウの最初はあまり集中できませんでした。

あとで調べたところによれば、マイク・ポーカロはケガで離れているようですね。

一昨年のライブに比べ、音のバランスが悪いように感じましたが、先のボズ・バンドと比べてしまっているからでしょうか。やっぱりだいぶ歪んだギターが入るとバランスは取るのが難しいのかもしれませんが。


全体的にベースやドラムがあまり細かく聞こえなくて少々残念です。そんな感じのなかで僕の印象では、リズム・セクションの結合度や、リズム・セクションとしてのグルーヴはボズ・バンドのほうが好きだなぁと思いました。

後で調べたところ、この仙人みたいなベース・プレイヤーは凄腕の有名人のようなのですが、あまりピンと来ませんでした。

まぁ、そんなことを考えつつもクライマックスはいきなり3曲目でやってきました。これは本当にビックリだったなぁ。意味がわかりませんでした。

スペシャルゲストがいるんだとか言って、ルカサーが招き入れるのです。ジョセフ・ウィリアムスとか言っています。

ジョセフって誰だよ?

場内の反応もそれほどでもなかったし。しかし始まった'Pamela'はまさにあの声で、本物のジョセフです。ボーカルは衰えていないようで、素晴らしかったです!

いやぁ、びっくりした。

それにしてもTOTOはコーラスが上手いですね。

そして、引き続き演奏されたのは、僕のなかでは2006年に発売された楽曲のなかで最も気に入った曲、'Bottom of Your Soul'です。アルバムと同じくジョセフ入りです。うーん、これも素晴らしい。

そして、'Stop Loving You'。これももちろんジョセフ・ウィリアムスです。

いやぁ、まさかジョセフが観られるとは思わず、びっくりでした。

しかも、こちらの記事(セットリスト付き)によれば、最初からジョセフがこのツアーに帯同していたわけではないようで、この日行かれたのは本当にラッキーなことでした。

このままファーギーも出てこないかな、なんて期待もしてしまいました。

その後は一昨年と大体同じような流れでショウは進みます。

'Rosanna'のジャージーな感じで始まるのは同じでした。

先の'Pamela'もそうだったように思いますが、ホーンセクション(といってもトランペットとサックスの2人ですが)が出てきて良い感じでした。

僕がもっとも好きな'Isolation'は前回と同じくメドレーに組み込まれており、カッコいい中間部の手前で終わってしまいました。

何よりもがっかりしたのが、前回はサポートのギター・プレイヤーが歌って、なかなか良かったボーカルを、今回はボビー・キンボールが歌ったことです。ほとんど歌えてない。同じサポート・ギター・プレイヤーが参加しているのに。

ボビー・キンボールは曲の途中でも、ペットボトルを手にして、何か飲んでいたことから、調子がわるかったんだろうなとは思います。

なので、ジョセフが全部歌えばいいのに、などというのが、多少アタマをよぎりました。

新作からFalling in Betweenをやっていましたが、この曲を聴いてやっぱりTOTOはうまいなぁと思いました。キメが完璧でした。

この曲はかなりヘヴィなリフをもっている一方で、プログレあるいはフュージョン的なキメのオンパレードです。

全体的にメロディは好きではないのですが、ライブだと引き込まれます。

最後にソウル/ゴスペル調の曲でTOTOとボズ・スキャッグスが同じステージに立ち、終わりました。

WITH A LITTLE HELP FROM MY FRIENDSという曲でビートルズの曲なんだそうですね。

この曲ではなぜか、ボズの声も良く聞こえたし、ボビー・キンボールも本来の持ち味が発揮されていたように思います。

この曲のファンになりました。ボズ・バンドのコーラスの女性たちがまた良くて、大層この曲を盛り上げてくれました。

参考に次の公演日31日のウドー音楽事務所のTOTOとボズ・スキャッグスのセットリストです。29日も恐らくコレとほぼ同じだったと思います。

ライブ会場では早速、スティーヴ・ルカサーの10月の公演の告知がされていました。やはり活動休止はその辺の理由か?

グレイテスト・ヒッツ的なライブになるのかと思いきや、そうでもないようで、目下新作フォーリング・イン・ビトゥイーンからは3曲やって、多めでした。

こんなDVDも出ているようなので、そのうち購入して感動に浸ろうと思います。
フォーリング・イン・ビトゥイーン・ライヴ

いやぁ、やっぱりすごいライブでした。



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2008年4月17日追記:

スペシャルゲストを激怒させたSMAPの歌唱力

このようなTOTO関連の記事を見つけました。

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2008年03月31日-15:56 │Comments(0)TrackBack(0)clip!

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